私の研究はブルガリア中央部に位置するバルカン山脈において、生息する食肉目群集の相互作用を明らかにすべく、カメラトラップ調査と食性調査を行っています。
ブルガリアは生物多様性ホットスポットに含まれながらも、西ヨーロッパと比較して野生動物の研究が進んでおらず、研究活動を進めていく中で大変興味深い土地です。
話は変わりますが、調査中に感じたイシテン(Stone marten)の不思議な習性をご紹介します。イシテンは糞をなわばりを示すマーキングとして用いる習性があります。
上の写真の様に目立つように石の上に糞が置いてあることが多いです。しかし時にはこんな所にも糞を見かけます(下)。目立てばなんでもいいのでしょうね(笑)
ブルガリアへの研究・渡航はトラキア大学のDr.Raichevや助手のStanislava、共同研究者の角田裕志先生、そして指導教官の金子弥生先生のたくさんの協力を経て行うことができました。論文化できるよう研究頑張ります。
M2伊藤海里