私は現在、都市緑地に生息するタヌキの研究を行っています。
データ取得は昨年までで終了し、最近はもっぱら就活、就活、データ解析といった日々。
生の野生動物を見る機会もほとんどなく、少々疲れが溜まっていました。
そんなとき、帰宅しようと大学をでると、何やら茶色い生きものが一緒に大学の敷地からでてきました。
よくみると、タヌキ!
タヌキはたたたっと道路を渡り、向かいの住宅地に消えていきました。
どこに行ったのかな?何しに行くんだろう?
思わず、タヌキが通った場所を探して住宅地をのぞき込んでいる自分がいました。
そのときに、気がついたこと。
そうか、私はこうした純粋な好奇心から動物の研究を始めたんだ。最近わくわく感を忘れていたな。
研究計画や解析方法など、研究では考えなければいけないことがたくさんありますが、
こうした純粋な気持ちを大切にしたいと思った出来事でした。
担当:三橋