2019年09月25日
研究紹介―タヌキの生態調査について

皆さんはタヌキを見たことがあるでしょうか?

タヌキは古くから日本人に親しまれている里山を代表する生き物です。しかし、実は近年都市部においても生息が確認されています。

 

私は修士論文テーマとして、「タヌキの生態調査におけるGPS発信機の利用可能性」について研究を行っています。

 

これまでの生態調査ではVHF発信機が広く用いられてきましたが、近年技術開発により自動で位置データの取得ができるGPS発信機も少しずつ用いられるようになってきました。

しかしGPS発信機は様々な制約から国内では大型獣の調査に使用されることが多く、中型哺乳類での研究はほとんどありません。

そのため私は中型哺乳類であるタヌキの生態調査におけるGPSテレメトリーの利用可能性を調べています。

 

現在は都内の丘陵でGPS発信機の実地調査を行っています。

調査中に野生のタヌキを見かけることも多く、とても楽しく調査を行っています。

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担当:M2 永野