2015年10月27日
研究紹介−アナグマの潜在生息地マップ

私は、東京都におけるアナグマの潜在的な生息地を、行動圏データに基づき検討することをテーマに卒業研究をしています。これまでは、GISというツールで、東京都の植生データを基に、潜在的な生息地マップを作成してきました。

GISとは、地理情報システムともいい、国土地理院によると“地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術”のようです。現在は、GISで作成したマップを用いて、分析を進めています。

 

都市化が進む大都市、東京において、住んでいなさそうなエリアにアナグマが住んでいるのかも!と思うとわくわくします。実際に、東京都心の明治神宮や、赤坂御用地などにタヌキやハクビシンが目撃されているので、アナグマも残された都心の緑に生息していないかなと思いながら研究に勤しんでいます。

 

B4白濵