6月は、科研の調査で、イギリスへ1週間、ブルガリアへ2週間行ってきました。ヨーロッパアナグマ Meles meles の臭腺分泌物を地理的に隔離された2地域から採取することが目的でした。臭腺分泌物の分析作業をされている、大同分析の小菅さんもいらっしゃいましたので、全員集合です。
今回の課題は、ブルガリアでのアナグマ捕獲調査をスタートさせることに、主にありました。イギリスの方の調査地は、捕獲とサンプリングは20年以上、行ってきていますが、ブルガリアの調査地では、誰も学術調査用の生体捕獲をやったことがありません。そこで、ブルガリアの共同研究者らをイギリスへ招き、技術を見て体験してもらうことからスタートしたのです。
その結果、、、道のりは険しかったですが、サンプル取得にはなんとか成功!まだ数が足りませんが来年の春に再トライです。科研のメインの成果取得へ向けて、一歩ずつ、歩みをはじめました。