新年度がはじまりました。早速、うれしいしらせが飛び込んできました!科研費の新規採択課題として、基盤研究(A)海外というカテゴリーでの申請がとおり、研究費を獲得いたしました。研究課題名は、「経済的利用により劣化した東アジアおよびロシア極東地域の食肉目個体群の復元技術開発」です。昨年度まで4年間、基盤研究(B)で取り組んできた、中国のプロジェクトのつづきにあたります。実は、基盤Aというカテゴリーは、予算額も大きく競争率も高いことから、私は申請前には周りの人から(可能性が少ないからBでもう一度実績を積んでから)、(もっと有名な研究者や研究トピック内容を入れないと)とのアドバイスを受けたりしていました。しかし、初めて応募するのだし、とにかく正直に、今までの中国プロジェクトの実績を書いて、そしてこれからやりたいことを本音で書いてみよう、それでどんな評価がくるのか知りたい、とおもったことから、派手な申請書にはなりませんでしたが、私の研究状況や今後の興味関心の実寸大をあらわしたものを提出したのです。ですから、内定したと聞いたときには、自分の熱意が審査委員の先生方へ伝わったと思い、大変うれしく思いました。今後、期待にこたえられるように、今までと同様に共同研究者の皆様とがんばっていきたいと思います。