ヨーロッパ出張中に、嬉しい知らせが来ました。卒業生の蔵本洋介さんが卒論で行った研究が、日本哺乳類学会の和文誌にアクセプトです!以下は、編集委員長からの受理のお知らせのお手紙です。
卒論や修論は研究にかけることができる時間が短く、また卒業後に投稿作業までできる時間的・精神的余裕も取りにくいため、論文としての発表にまでいたらない場合が多いのですが、蔵本さんは仕事のあいまに時間を作って、地道に作業をすすめました。
いつも思うことですが、受理のお知らせをいただくと、論文投稿作業の疲れやストレスが一気に吹き飛びます。
この研究が、実証に基づいた1つの学術的知見として、多発している日本のタヌキの交通事故問題の解決に一石を投じることを、食肉目動物の研究者の一人として、切に願います。
2013年7月29日
東京農工大学大学院農学研究院食肉目動物保護学研究室
金子弥生 様
(Cc. 伊澤雅子 様、編集部各位)
日本哺乳類学会「哺乳類科学」編集長 横畑泰志
(富山大学理学部生物圏環境科学科)
貴論文「 高速道路進入に関わるタヌキ(Nyctereutes procyonoides)のフェ
ンス登攀行動」(No. 30-2012)は「哺乳類科学」編集部により7月27日付で
受理されました。おめでとうございます。本論文は12月発行の53巻2号に掲
載させていただきます。それまでに編集部による様式の点検と英文要旨の外
人校閲を行いますので、よろしくおつきあいください。