新年早々の自主勉強会は、GIS(地理情報システム)づくしではじまった。食肉目研究では行動追跡をすることが多いから、取得したテレメトリーデータを解析するために、空間情報を扱えるツールが必要不可欠である。実は私はポスドクだった時代に、さんざんGISを覚えた。毎日10時間近くさわっていた。のだが、ここ数年はサボっていた。約3年ぶりに扱った行動解析ソフトやGISソフトは、すでに2回以上バージョンアップされ、新たな機能の便利さと多さに目からウロコ状態だった。長時間のGIS操作は目もつかれる。でも、データを取った人間にしかわからない、そのデータのポイントを生かしたいから、この超ハイテクソフトについていくしかないか。